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臭ったら疑ったほうがいい?トリコモナスの特徴的な症状ってどんなもの?

トリコモナス感染症は無症状の場合もよくありますが、ほとんどの女性には何かしらの変化が現れます。原虫が増えると膣に備わる自浄作用が損なわれて様々な良くない細菌が増加することから、特におりものに異変が現れやすいと言われています。また、陰部の皮膚が過敏になって痛みを伴うこともしばしばあります。

トリコモナス原虫によって細菌増殖が起きた初期の段階に、黄緑色・泡状・生臭いといった特徴を持つおりものが生じます。分泌量は人それぞれで、少量しか出ないこともあります。生臭さは魚のような臭いと表現されることもあり、その辺に関しては個人の見解が介入してきます。いずれにしても異臭は何かしらの悪い現れですので、軽視は禁物です。

性感染症の中にはおりものに変化を起こさないものも多くありますが、トリコモナスは症状が現れた場合、かなり特徴的なおりものになります。少量でも泡状や黄緑色が確認できたり、生臭さのような異臭があった時には、婦人科での受診をおすすめします。

陰部の皮膚に起きる過敏性についても個人差はありますが、この症状がある時は性交痛を伴うことが多いです。重篤になると炎症化して陰唇(膣入口の周辺組織)が腫れたり、膀胱感染症に似た排尿痛や頻尿が生じることもあります。膣症状と尿路症状は同時発生することもあれば、単独で発生することも珍しくありません。

男性は感染しても確かな症状が現れるのは稀ですが、陰茎から泡状の分泌物が出た場合はトリコモナスによる症状の可能性があります。炎症化すると軽度の排尿痛や不快感が生じることもあり、その痛みにより頻尿になった事例も存在します。男女共に尿路症状は膀胱炎などと勘違いされがちですが、女性は膣、男性は尿路に感染症が確認された時はトリコモナスの存在が疑われます。

トリコモナス感染症の検査は、分泌物のサンプル検査が主です。女性はおりものを顕微鏡検査にかけることで病原体が確認できることが多く、診断は容易に済むことが多いとされます。しかし中には顕微鏡検査でハッキリしない場合があるため、その時はサンプルを数日間培養して原虫の有無を判断します。

男性は女性よりもトリコモナスが潜伏状態で留まりやすいため、尿の顕微鏡検査では見つかりにくい傾向にあります。そのため、はじめからサンプルを培養検査にかけることが基本です。培養検査の代わりとして、トリコモナスの遺伝物質を特定する検査を行う場合もあります。トリコモナス感染者は男女共に淋病など他感染症にかかっていることが多いため、通常は他感染症の検査も同時に行います。