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原虫が原因に!トリコモナスの感染経路について知っておきましょう!

トリコモナス感染症は、トリコモナス原虫が性器内部に入り込むことで発症します。一般的にトリコモナスと言えば膣トリコモナス感染症を指すことが多いように、発症者の大半は女性です。女性の5人に1人が一生のうち1度は感染・発症すると言われています。

ただし、男性が感染しないわけではありません。単に無症状のまま過ごすことが多いだけです。そのため、感染に気付いていない男性がセックスパートナーの女性に伝染させるケースが頻発しています。日本での罹患者は減少傾向にありますが、問題は再発頻度の高さです。

原虫の感染経路は性行為が基本になります。感染部位の皮膚・粘膜・分泌液などと相手粘膜が接触することで伝染しますが、オーラルセックスでの感染リスクは比較的低めです。女性は半数以上が症状を自覚しますが、男女共に無症状のことも珍しくありません。特に男性は無症状率が高く、症状が現れる方が稀な現象になります。

トリコモナスは稀に性行為以外が感染経路になることもあり、よく言われているのは浴槽・衣類や便器の接触・垂直感染(胎児感染)です。原虫は乾燥に極めて弱いことから外気中では感染力をすぐに失いますが、水中では活発で感染力が長時間維持されると言われています。

そのため、浴槽・便器・衣類を共有する誰かが感染者であると共有者の中で蔓延します。また、公共のトイレ・プール・入浴施設などでも感染は起こり得ます。性行為の経験がない方や性行為後に検査して異常なしの結果が出た方が感染した場合は、上記のような接触あるいは水中における感染が原因です。

垂直感染は胎児や新生児に起きるもので、トリコモナスの感染経路としては極めて稀なケースです。妊娠中に感染すると胎児にも移る可能性が高く、新生児に対しては分娩時に感染します。また、トリコモナスは妊娠中に感染すると早産リスクが高くなると言われています。妊娠中は免疫力変化の影響で感染症にかかりやすいため、発覚時や異変時には必ず検査をし、定期的な検診も欠かさない方が安全です。

トリコモナスは適切な治療で治るにもかかわらず再発しやすい性感染症の1つですが、その原因には上記の感染経路の他、ピンポン感染・他臓器・治療不十分が挙がります。他臓器に原虫が渡っていると、性器症状が治っても再発することがあります。治療不十分の原因は多く患者の自己判断によるものですので、医師の指示に従って確かな完治を目指しましょう。

ピンポン感染は、パートナー間で性感染症の感染を繰り返すことです。本人が治癒しても相手が保菌者・感染者である場合、性行為や浴槽共有などにより高確率で再発します。再発を防ぐためにはトリコモナス感染症が発見された時にパートナーも検査を行うべきであり、そのパートナーにも感染が発見された際は2人で治療を同時進行する必要があります。また、罹患者同士でも完治が確認できるまで性行為は控えてください。