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クラミジアが原因になることも!知っておきたい子宮頸管炎の感染経路とは?

ウィルス

子宮頸管炎は子宮頸管(子宮と膣の間にある管)に炎症が起きる病気ですが、症状が必ず出るものではありません。症状が現れた場合によくみられるのはおりものの変化で、黄緑色の膿状になることがあります。また、月経期以外の性器出血・性行為後の出血・性交痛・排尿痛が生じたケースも多数存在します。

膣や膣開口部周辺に発赤や刺激感が起きることもあり、子宮頸管炎の原因によっては上記とは違う別症状も起こり得ます。ただし、いずれも症状が出た場合の話です。子宮頸管炎は無症状のことも少なくないため、何も起きていないから子宮頸管炎ではないとは言い切れません。

この頸管炎を引き起こす原因は多く性感染症で、特にクラミジア感染症による子宮頸管炎が多発しています。原因として次に頻度が高いのは淋病感染症です。その他にも、細菌性膣症・トリコモナス膣炎・性器ヘルペス・性器マイコプラズマによる感染症などが原因になり得ます。ヘルペスや骨盤内炎症性疾患が原因の場合、発熱や下腹部痛といった症状がみられます。

骨盤内炎症性疾患は感染菌が体の上方に拡大し、子宮内膜に侵入して発症することがあります。また、他生殖器の組織に侵入して起きる場合もあります。骨盤内炎症性疾患が子宮頸管炎を引き起こした可能性が浮上した時は、炎症の原因を突き詰めなければいけません。そこに根本的な病原体が隠されているかもしれないからです。

子宮頸管炎を突如発症した場合は、通常であれば感染症が原因です。長期間罹患している慢性的な子宮頸管炎の場合は、感染症が原因ではないケースが多いとされます。頻度は少ないながら感染症以外の病気が誘因になることもあるため、特定のためには検査が必要です。しかし、子宮頸管炎を起こした微生物はしばしば特定できません。

微生物の特定が難しい時は、婦人科処置・膣内の長期的な異物・膣に使う物が含む化学物質・ラテックス製コンドームによる影響も視野に含めます。長期的な異物の代表格はペッサリーなどで、使う物に関しては膣洗浄液や避妊クリームが挙がります。ラテックス製コンドームはラテックスアレルギーの場合に影響が考えられるもので、アレルギー検査をすることで判明します。

診断方法は、内診と子宮頸部の出血出現率の確認が基本です。それにより罹患の示唆がみられる場合は、子宮頸部のサンプルを検査にかけて微生物の有無を調べます。クラミジアを含むあらゆる性感染症や外的要因、または他疾患が原因で起こり得るものですので、適切な治療を行うために確かな原因を特定することが大事です。